店舗経営コラム
2012年9月 5日 水曜日
予算と技術の制約
どんなに立派な店舗コンセプトを作っても、実現できなければ意味がありません。自分が現在持っている技術や予算を念頭に、実現可能なレベルを探りましょう。
例えば、調理体験がなければ、基本的には客単価の高い料理を売り物にする高級店は無理です。技能の高い調理人を雇うのも、人件費の面から、特にこれから独立しようとする人にはお勧めできません。
予算面でも、それほど資金を用意できていないならば、最初から大型店は難しいと考えるべきです。店舗の建築費、不動産取得費などを考えると、30坪(約100㎡)程度の小型店でも、かなり切り詰めても2500万円、基本的には3000万円以上は覚悟する必要があります。
もちろん、自己資金である必要はなく、現在の手持ち資金の数倍の予算を考えていいのですが、個人が独立する場合には、小型店からのスタートを基本条件としてコンセプト設計する方が無難です。
店舗運営についても、同じことが言えます。
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2012年9月 4日 火曜日
バランスを重視
狙う客層、利用動機によって、各項目に望まれるレベルはある程度決まってきます。そして、基本的には、各項目とも、一定レベル以上で、バランスがとれていなければなりません。
確かに、価格や料理の旨さなど、何か飛び抜けた特徴があれば、繁盛のポイントにはなりますが、逆に何か一つでもレベルを下回っていると、悪影響が大きくなります。
このため、コンセプト設計は、経営者となるあなたが、まずすべて一人で考え、その後に専門家の意見と取り入れて、バランスをとることを勧めます。
そして、コンセプト設計ができたら、店舗作りに関わる全業者にコンセプトをすべて確実に伝えて、意思統一を図りましょう。
店舗作り、食器選び、ユニフォーム選びなど、各々違う業者と話し合うことになりますが、その業者には直接関係のない項目であっても、きちんと説明をして、「私はこんなお店を作りたい」ということを伝えておくことが、バランスの取れた店作りに繋がります。
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2012年9月 3日 月曜日
店舗視察
コンセプトの設計を進めるにあたっては、現在繁盛している同業種、同業態の店舗を、前回までの7項目にわたって徹底的にチェックして参考にすべきです。
特に③以降の項目については、他の店舗を見学することが、自分の考えを具体化していく上で非常に役立ちます。また、違った業種、業態の店でも、自分の店のヒントになることは少なくありません。
競合店対策の面でも、店舗見学は有効です。特に、 手持ちの不動産に出店するなど、立地が決まっている場合には、付近の競合店の状況は、十分に研究する必要があります。
自分の考えているコンセプトに似た店舗があれば、その店と競争して勝つには、何を加えて違いを際立たせるかを考えましょう。
似た店がない場合でも、安心はできません。コンセプトが立地に合っていない可能性があります。
もう一度、立地とコンセプトを見直す慎重さが求められます。
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2012年8月31日 金曜日
⑦こんな運営方法で
最後は、店舗の運営についてです。
お客様が来店してから帰るまで、どんな対応をするのかを検討します。
店員が席に案内をするのか、注文は席で受けるのか、支払い方法はどうするのかなどを考えます。
調理部門の人員配置や、営業時間、定休日なども考えておきます。
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2012年8月30日 木曜日
⑥こんな従業員で
お店を支えているのは、「人」です。
「自分はどんな人と仕事をしたいのか」、その理想像をイメージしておきます。
実際にはイメージしたような人を雇えない場合も多いですが、その場合でも、従業員を教育する目標や指針になります。
もう一つ、狙うお客様に対してどんな従業員がふさわしいかも考えます。
例えば、子供レストランの場合、子供好きな人ということで、子供を持っている主婦や保母経験者などを候補として考えてもいいでしょう。
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